初めてのワンオペ海外引越しに飛行機内で感傷に浸った話

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アメリカ・ロサンゼルス生活

こんにちは。あさくるブログのあさみです。
私は現在アメリカ・ロサンゼルスで料理人の夫と1歳になる娘と暮らしています。
海外旅行すら行ったことのない私が初めて国際線に乗り、初めて海外へ行き、生後5カ月半の赤ちゃんを連れて、ワンオペでアメリカに引っ越した時に飛行機の中で感傷に浸っていたお話です。

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初めての国際線、いよいよ出発

夫くんの赴任から遅れること約1年。
いよいよアメリカに出発の時です。

保安検査場を抜けるとき、見送りにきてくれていた両親と短く挨拶をして別れました。
しばらく会えなくなる寂しさはありましたが、これから待ち受けている初めての飛行機に頭がいっぱいであっさりとしたお別れになりました。
今思えば写真を撮ったり、もっと娘ちゃんを抱っこしてもらったらよかったなと思います。
両親もきっと寂しさから言葉少なめでした。

保安検査場を抜けてから、キッズスペースで娘ちゃんを遊ばせようと思っていたのですがコロナの影響で使用ができなくなっており残念でした。
トイレで娘ちゃんの着替えとオムツ替えをすませ機内へ乗り込みました。

これからこの席で11時間か・・・と思いつつも、
「何かあればお声がけくださいね」と客室乗務員さんに優しく声をかけていただき少し安心しました。
周りには意外と家族連れ、子連れが多く、泣き声だけじゃない色んな声も聞こえていました。
そしていよいよ離陸、耳抜きのため娘ちゃんにミルクを飲ませました。
その時は泣くこともなくキョトンとした表情でした。

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娘ちゃんの大号泣

娘ちゃんはジーナ式をしていたので18時半にミルクを飲み、19時に寝ていました。
周りは夕飯の時間でしたが、私は座席で暴れる娘ちゃんの世話でそんな余裕がなく、おもちゃであやし、18時半にミルクを飲ませながら

なんとかバシネットで寝てくれないかな・・・
機内が少しづつ暗くなり始めているし寝てくれ・・・

と願いましたが、そこから大号泣

立って抱っこしたり色々試していましたがとにかく泣いて泣いて困りました。
いつもと違う環境で眠たいのに寝れなかったからだと思いますが、人前でこんなに泣いたことがなかったので私はとっても焦りました。
大号泣は30分以上続き娘ちゃんが寝たのは20時ごろでした。
バシネットにすっぽりと収まってはいましたが、寝返りを打ちたいのにうてないと寝てからも何度も泣き目を覚ましていました

娘ちゃんが寝てくれているわずかな間に真っ暗な機内で時折手元を携帯のライトで照らしながら夕飯を食べました。

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眠れない夜にひとり感傷にひたる

娘ちゃんが寝てくれているうちに少しでも仮眠したかったので、日本で処方してもらっていた弱めの睡眠導入剤を飲みましたが、それでも眠ることはできません。
目を閉じて静かにしていると自分の置かれている状況がとても不思議に思えます。

今、空の上にいるんだな・・
長い別居生活だったけどようやく夫くんに会えるんだ・・・
私本当にアメリカに行くんだな・・・

持ってきたウォークマンで高橋優の「リーマンズロック」という曲を聴きました。
その染みわたる声に泣きそうになったことをよく覚えています。


「色んなことがあった」

そんな言葉では表しきれないくらい色んなことがあった人生だけど
13年の通院をやめ、子供を産んで、またここから新しい生活が始まるんだという希望と不安と、それでも、こんなところまできた、私生きてこんな体験をするようになった、そんな色んな思いが交差しながらの時間でした。

そうしていると機内が明るくなり始め、それと同時に娘ちゃんもバッチリ起きました。
まだキョトンとしている娘ちゃんを抱っこしながら、産まれてからずっと一緒にいるのは私だけになったんだなと思いました。

ふたりだけでアメリカまでやってきた、抱っこを変わってくれる私の母はもういないし、私がこの子を守っていくんだと改めて感じたのです。
娘ちゃんも慣れない状況が続き、いつもより自分を頼ってくれているように思えました。

アメリカ・ロサンゼルスに到着

一睡もできぬまま着陸体制に入りました。
疲れなのか娘ちゃんがより一層重く感じられます。
飛行機が下降し始める中、初めて窓の外が見えました。
それは今まで見たことのない街並み、アメリカ・ロサンゼルスの街並みでした。
この時初めて「アメリカに来たんだ!」ということが実感され、緊張感が一気に高まってきました。

そして着陸、荷物を抱え機内を出ました。

ロサンゼルスの空は明るいなと思いました。
娘ちゃんを抱っこしながら背中にはリュック、左肩には貴重品のショルダーバック、右肩には手提げの大きなかばんをもち、スーツケース2つに段ボール1箱。
ひとりでよくこんなに持ってきたと思います。
スーツケースが流れてくる場所では見知らぬ方が荷物をのせるのを手伝ってくれて、やっぱり外国の人は優しいのかなと思いました。

ガラガラと大きな荷物をひいて、ゆるやかなスロープをのぼった先には笑顔で手をふる夫くんがいました。
無事に来れた喜びがこみあげてきました。

ここから家族3人の生活が始まる、それが何より嬉しかったです。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

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