こんにちは。あさくるブログのあさみです。
私は現在アメリカ・ロサンゼルスで料理人の夫と1歳の娘と暮らしています。
昨年出産し、仕事を辞めてロサンゼルスでママをしています。
ママをしていますが私は子供が昔から嫌いでした。
子供嫌いだったため結婚後、こんな風に悩んでいました。
・子供が嫌いだから母親になる自信がない、なりたいと思っていない
・子供との関わり方がわからない
昔から自分は母親にならずにキャリアウーマンになるんだと思っていましたし、母親になりたいと思ったことはありませんでした。
そんな私が出産しようと決めた理由は
・自分に自信はないけど、大好きな夫の遺伝子を残したいと思った
・妊娠出産は健康の象徴だと思った
・産んだら自分の中で新しい何かが芽生えるのかと期待した
・産む人生か、産まない人生を考えたとき背中を押される言葉があった
実際こどもを出産してみて
「子供嫌いが完全になくなりました!」とか
「子供に対する考え方がガラリと変わった」
とは言えませんが、
我が子はかわいく思えますし、その存在に今も不思議な気持ちです。
子供が嫌いで妊娠・出産を迷っている方へ、あくまでも個人の意見・私の体験談ですが、参考になれば幸いです。
幼いころから子供が嫌いだった
私は子供の頃から「子供」が嫌いでした。
子供だった当時は自分より年下の子が嫌いでした。
大人になってからは「子供」全般が嫌いでした。
子供が嫌いな理由としては
・接し方がわからない
・うるさい
・見てるとイライラする
自分が末っ子だったこともあってか、「どうしたらいいのかわからない」という苦手意識が強く、「苦手」が「嫌い」になっていたような気がします。
また好きな仕事を全力で打ち込んでいた20代だったので出産したくない理由として
・女性だけが仕事を中断せざるを得ないという不公平感が嫌
と思っていました。
「産む」か「産まない」かそのリミットが近づいて考える
30歳を前にしてあることを考えるようになっていました。
それは「産む」か「産まない」か、そのリミットが近づいているということです。
その時は子供がほしいとは思っていなかったのですが、子供を産むか産まないかの選択をもうそろそろ決めないといけないのかという気持ちになったのです。
もちろん30歳を超えても出産している人がたくさんいることは知っていました。
しかし「産む」か「産まない」か、その選択ができるのは今から数年しかないと思うようになったのです。
私は「不妊治療」「養子縁組」、「卵子の老化」「産まない人生」というキーワードの入った本をよんだり、ネットで調べたりして情報を集め考えていました。
結果的には30歳で出産し、仕事を辞めて夫の仕事についてロサンゼルスでママをしています。
自分でもびっくりの展開です。
子供嫌いの私が出産した理由
結婚する前に夫には「私は子供が嫌いだし産まないかもしれない」とは伝えていました。
私のその気持ちをわかって夫くんは結婚を選んでくれました。
子供を持たない夫婦でもいい!と思うほどに夫くんとの生活は楽しかったです。
それでも子供を出産したのは以下のような心の動きがありました。
・夫が子供を欲しがっていた
結婚前から夫は子供がほしいと言っていました。
夫くんと出会い結婚したことで本当に幸せだったので、そんな夫くんの願いを叶えたい、夫くんを父親にしたいという気持ちになりました。
・自分に自信はないけど、大好きな夫の遺伝子を残したいと思った
「自分の子供がほしい」とはその時は思えなかったのですが(自己肯定感が低かったので)
大好きな夫くんの遺伝子なら残したいと思うようになりました。
こんな素敵な夫くんの遺伝子を後世に残したいと思ったのは女性としての本能だったのかなとも思います。
・妊娠出産は健康の象徴だと思った
17歳から精神疾患(双極性障害)があり、「健康」とはほど遠い人生を送ってきました。
そんな私にとって妊娠・出産は「健康」の象徴のように思えていました。
夫くんと結婚したことで自分も「健康」になりたい、「健康」になって子供を持ちたいと思うようになりました。
夫くんはいかにも健康優良児という言葉が似合う人で、よく寝て、よく食べて、よく笑う男性でした。
・産んだら自分の中で新しい何かが芽生えるのかと期待した
今までの自分の価値観や人生観、そういったものが出産という経験を経ることで何か大きく変わるんじゃないかと期待していた気持ちがありました。
ホルモンバランスが大きく変わる妊娠・出産で、悪化することももちろん視野には入れていましたし、不安はありましたが、言語化しにくい「何か」希望がありました。
・産む人生か、産まない人生を考えたとき背中を押される言葉があった
産むか産まない人生かを考えていた時に読んだ本の中で背中を押される言葉がありました。
卵子の老化を書いた本のあとがきです
だから多少、回り道しても、何も心配することはありません。
これからの女性には、男性と同じようにスキルを身につけるだけではなく、妊娠、出産、子育てに無理のないテンポでキャリアを積んでいく道もあるはずです。
母親になったあなたは、これまで以上に何事にも前向きに頑張れるはずです。
だから安心して子供を産んでください。
ちょっと長い引用になりましたが、当時の私にはこの言葉がとても響きました。
優しさと強さをパワーアップさせて、前向きに生きていけるようになりたいと素直に思いました。
この言葉を読んだあと、夫くんに「私健康になって、夫くんの子供が産みたい」と宣言した思い出があります。
やっぱり我が子はかわいい
「子供は嫌いだけど、夫くんの子供がほしい」と思ってから実際に妊娠したのは1年後、その次の年に娘を出産しました。
実際子供を出産してみて「子供嫌いが完全になくなりました!」とは言えないのが正直なところです。
今相手にしているのはまだ言葉も話さない1歳の娘。
これから話始めたり、意思が強く出てくる年齢になるとどうなのかなと思うところもあります。
自分で「あなたを産んでママは幸せよ」と言葉にすることで自己暗示でもかけているのかなと思った時もありましたし、自分が「ママ」であることにしっくりこない時は多いです。
目の前にいる我が子は本当に不思議な存在だと感じています。
それでも、時折私を求めて駆け寄ってくるようになり嬉しい気持ちです。
そんなつもりはないのに気が付けば携帯の写真フォルダは娘でいっぱいになっています。
我が子はかわいいです!
この気持ちが母性なのかどうかは私にはわかりませんが、でもかわいいと思うようになりました。
笑った顔も、泣き顔も、きばっている顔も、困った顔も、その小さな手足も、ぽっこりお腹も・・・書ききれないほどに可愛いです!
今はこのかけがえのない大切な存在を大事にしていこうと思っています。
最後まで読んでいただきありがとうごさいました。
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