念願の3人での生活だったのに産後夫にイライラした話

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子育て

こんにちは。あさくるブログのあさみです。
現在私はアメリカ・ロサンゼルスで料理人の夫と1歳になる娘と暮らしています。
夫は娘を溺愛し、育児も率先してする人ですが、そんな夫に産後イライラしてしまった私の話を今日はしようと思います。

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念願だったロサンゼルスでの家族での暮らし

料理人の仕事をしている夫くんが赴任したのは、私が妊娠4カ月のことです。
私は出産のために日本に残りました。
出産後、娘ちゃんが生後5カ月半の時に私も渡米するのですが、その間約11カ月間は別居生活を送っていました。
妊婦の一人暮らしは自由でメリットもたくさんありましたが、どうしても乗り越えることができない感情がありました。
それが「さびしい」という気持ちです。

娘ちゃんが産まれる前も後も
「夫くんがそばにいてくれていたら・・・」と思わない日はありませんでした。
その寂しい気持ちが産後の忙しい最中でも渡米準備をして夫くんの待つロサンゼルスへ行くんだという思いを強くもしてくれていました。

渡米すれば、毎日夫くんと一緒にいられる、
これからは時差を気にすることなく話ができる、
やっと家族3人で暮らせる、
そんな風に期待がたくさんありました。
コロナの影響で渡米時期は当初より遅れましたが、念願叶ってのロサンゼルスで家族3人の暮らしがはじまったのです。

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なんでもやってくれる夫くん

首を長く長くして私たちが来るのを待っていた夫くんはオムツ替えやミルク作りに寝かしつけ、今までの時間を取り戻そうと本当に何でもやってくれました。

妊娠前に想像していた通りの父と娘の姿だと私は思っていました。
「この姿が見たかったんだ、夫くんが父親になる姿が見たかった。」と私は感動していました。

時差ボケのため体調が戻るのに2週間ほどかかりましたが、夜のミルクを代わってくれるようになり、とても助かっていました。

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娘ちゃんが夫くんに向ける笑顔にイラ立ってしまう

やっと手にいれた家族3人での暮らし、何でもしてくれる夫くん。
なのに、渡米して1カ月ほどで私の気持ちは変わっていきました。

5カ月半だった娘は人見知り自体をあまりしない赤ちゃんではあったのですが、夫くんに対しても私と変わらない態度で接していることに気が付きました。
抱っこを嫌がることもないし、夜の寝かしつけでさえ「ママがいないと・・・」とはなりません。
私は段々とイラ立っていました。
あんなに痛い思いをたくさんして出産して、産後も全ての時間を娘に注いできたのに、なぜ私と夫くんが同じなんだろうと。
娘ちゃんが夫くんに向ける笑顔が悔しくてたまりませんでした。
「母と子の絆」なんてよく言われますが、私はそんなものは全く感じていませんでした。

また娘ちゃんにはジーナ式のねんねトレーニングをずっと行ってきたので、時差ボケが治るとまた以前のように朝までぐっすりと眠ることができていました。

娘ちゃんのねんねスケジュールを定着させるために、産後もっとも力を注いでいました。
なかなか寝てくれない時も、ベットで寝るようにトントンし続けた夜も、3時間授乳で辛かった夜も、、、
そんな夜を何一つ経験することなく、娘ちゃんが夜寝ていることをさも当然のように捉え、携帯をいじり自分の時間を作る夫くんがずるくてたまらないと思うようになりました。

3時間授乳をしていたころ、娘ちゃんが寝ている貴重な時間に自分も寝ないと体が持たない!とすぐに自分も休むようにしていました。
そうでないと休む時間がなかったからです。

それなのに、娘ちゃんが寝ている時間に余裕で夜更かしする夫くんが信じられませんでした。
あの頃、娘ちゃんが寝てくれている時間は何よりも貴重だったからです。

苦労してきたのは私なのに
娘ちゃんのことをずっと見てきたのは私なのに

どうして夫くんが寝かしつけをしても泣いてくれないんだ
あの頃のようにどんどん泣いて、私と同じように困らせてあげてよ

あんなに痛かった陣痛も手術の傷もない、体型の変化もない、断乳の辛さもない、
それなのに父親になった夫くんのことが悔しくてたまりませんでした。

思いを言葉にして仲のいい夫婦でありたいと思う

そんな気持ちを抱えたまま時間は過ぎていき、娘ちゃんは1歳を迎えました。
今も夫くんが大好きで、見かけると遊んで遊んでと足元にすり寄って行きます。

あれから娘ちゃんは特にママっ子になることもなく、人見知りもほとんどなく育っています。
ママ以外の人に抱かれて泣く他の赤ちゃんをみるとびっくりするくらいです。
頭をぶつけて泣いた時も抱っこするとのけぞって嫌がりますし、
「おいで」と呼んでも私のほうに来ることはありません。

それでも夫くんに対するイライラは少しずつ減っていきました
時折伸ばしてくれる娘ちゃんの手が私を求めているように思える時がでてきたのもありました。

産後1年がたち、ホルモンバランスが落ち着いてきたのかもしれないし、
11か月という別居期間を埋めるには私と夫くんにも時間が必要だったのかもしれません。

夫婦であれど他人と他人ですから、これからも思いを言葉にしてぶつかり合いながら関係続ける努力をお互いがする必要があるんだと感じました。

辛かった新生児期に夫くんがそばにいたらもっとイライラしていたかもしれません。
出産という大仕事を終えた女性の心はとても繊細で崩れやすく弱ってしまうことがあります。
そんな時に異性である夫くんに全てをわかってほしいと思うことさえ無理があるのかもしれません。
それでも同じものを並んで見ていけるようにこれからも夫くんとは仲良くやっていきたいです。
これからもし娘ちゃんに妹か弟ができる機会ができたら、その時は覚悟してよ!と夫くんには出産前から話そうと思います。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

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