辛い思いしていませんか?
その気持ち、誰かに話せていますか?
世界の駐在妻さん、こんにちは。
アメリカ駐在妻のあさみです。
夫くんの仕事が多忙のため、ワンオペ育児(1歳児)が続き、うつになりかけた話です。
駐在妻がうつになりかけていく様子と、そこからの立ち直った方法を記事にしてみました。
↓
①イライラする
②自己嫌悪に陥る
③自己肯定感の急落
④無気力
⑤憂うつな気分
↓
✅声に出して話すことが大切だった
頑張れなくてもいい
元気な駐在妻さんは反面教師に、
ちょっと元気がない方は少しでも参考になれば幸いです。
「しばらく僕はいないと思ってくれ」
ある夜のこと、夫くんがこう言いました。
「しばらく僕はいないと思ってくれ」
朝から夜遅くまで働き、帰宅後も仕事のメールやらなんやらしている夫くん。
そんな夫くんの突然の「僕はいない」宣言。
それは私のワンオペ育児を意味していました。
もちろん渡米してから今までも育児に関しては私が主となってやってはきましたが、ここまで夫くんの仕事が忙しくなかったために、話を聞いてもらったりする時間はとれていました。
しかし夫くんの「僕はいない宣言」により、完全ワンオペ育児がはじまったのです。
ワンオペ育児なんて世間様の誰もがやっていること、
だから大したことではない、
よくあることだ
と思いつつ日々が始まったのですが、これが私には辛かったようです。
駐在妻がうつになりかけた5つの異変
朝早く夫くんが仕事に行き、帰宅は22時をまわることもしばしば。
帰宅してからも仕事関係で忙しくしていて日々の話をすることはありませんでした。
そんな日々が続いていたころ、私に異変が起こりはじめました。
異変①イライラする
娘は1歳8か月、自己主張が強くなりプレイヤイヤ期に入ったかな?というところ。
今までは娘のことで大してイライラすることはなかったのに、急にやることなすことイライラしはじめました。
徐々にいらだちが募るというより、急に沸点が上がってくるという感じ。
よくないとわかっているのに、娘に大きな声をあげてしまう。
こどもなんだから、とわかっているのに、言うことをきかない娘にイラだってしまう。
ご飯を食べてくれない、
歯磨きを嫌がる、
着替えを嫌がる
余計に自分のことができない・・・・
とにかくイライラしてしまっていました。
異変②自己嫌悪におちいる
イライラして娘に大きな声をあげて、その後にセットになってついてくるのは「自己嫌悪」
幼い娘に大きな声を出してしまった…
娘のあの驚いた顔…
どの本を読んでも怒ることは自己肯定感を育むのによくないと書いてある…
まだこどもなのに、
まだ産まれてたった1年8か月なのに、
なんでこんなにイラついてしまうのか・・・
娘を寝かしつけた後に猛烈な自己嫌悪に襲われる日が続きました。
異変③自己肯定感の急落
駐在妻になって私が失ったもののひとつがこれ
「自己肯定感」
駐妻さんなら共感してもらえることが多少あると思うのですが、
バリバリ働いていた日本の生活から一変、
夫がいないと何もできない
働いていない
自由にお金が使えない
自分の存在意義とはなんなのか
慣れない土地でポツン・・・
そうするとメキメキと奪われていくのが自己肯定感。
渡米して1年。
「私、役に立ってる?」と何度夫くんに聞いたことか(笑)
この1年抱えていた自己肯定感がより一層下落する自体に。
自分は子育てしかしていないのに、それも満足にできていない・・・
母親としてもダメだ・・・
そんな思考回路に陥った私が行きつく先は・・・
異変④無気力
そう「無気力」です。
夕方~夜寝る前にかけて「もう何もしたくないし、なんのやる気もない」状態になってしまいました。
ブログ書きたいな。ストレッチもしたいな。とか思っているはずなのにとにかくやる気が起きない。
気力がない。
そんな自分にさらに自己嫌悪になってしまう、悪循環です。
その悪循環を断ち切るために、「よっしゃ、朝からヨガでもしよう!」と思っていても、
朝から娘が「食べない・着替えない・機嫌が悪い」の3拍子。
そんな日々が続いていたある日、朝起きた瞬間に
「あ、朝からもう何もしたくない・・・」
一日のはじまりから「無気力」になってしまいました。
それでも娘は待ってはくれないので、自分に残ってはいない気力を絞りだして娘の世話をして1日を終えていました。
異変⑤憂うつな気分
「無気力」になった私は余計に気分が落ち込んでいきました。
やろうと思っていたことができない
やろうとさえ思えない
こんな思考回路をグルグルとまわってはただ自分をせめるだけ。
可愛くて仕方のない娘の笑顔もぼんやりと眺めては、こんな母でごめんよと気持ちは沈むばかりでした。
気分転換しようにも、憂うつさから抜け出すことでできませんでした。
「気力がない…」から抜け出せない
そんな状態の妻に夫くんは
「頑張らなくていいから、頑張り方を変えるべきだよ」
と。
そんな優しく的確な夫くんの意見を前にしても私は
「でも、それすら考える気力がない・・・」
あー、こうして駐在妻はうつになっていくのかなと。
だれか友達に愚痴でも言えばいい、
話を聞いてもらえばいい、
共感してもらえばいい。
そうわかっていても、
言ってもどうしようもない
子育てのことなんて誰しもが通る道なのだから
自分ができていないだけかもしれない
誰かにSOSを出すことができすに自分の殻に閉じこもっていってしまう。
声をあげることすらためらってしまう。
これではダメだ、
自分の中で赤信号が点滅していました。
声にだして大人と話すことの大切さ
そんな毎日を送る中、夫くんに久しぶりの休みが巡ってきました。
夫くんもお疲れモードなので育児を変わってもらえたわけではない。
休みなのだから早く寝て、睡眠不足を解消すればいいものの、お酒を飲みながらダラダラと深夜2時まで他愛もない話を語らいました。
それが今の私にはよかったようです。
「娘の母」ではなく、「私」と話して欲しかった。
翌朝起きたとき、「無気力」は少しなくなっていました。
頑張れない駐在妻もいていい
アメリカでの自分のストレス発散方法を見つけられているか?と問われたら私は未だに見つかっていません。
自分の好きなことは日本に置いてきてしまいました。
もっともっとチャレンジすれば、アメリカ生活だってもっともっと楽しくなるのかもしれません。
でもいつもそれができない、動き出せない自分を卑下してばかり。
アメリカに住んでいるからといって、いきなり自分の性格までは変えることはできないのです。
私は「頑張れない」タイプの駐在妻なんだと思います。
それでも、できることなら家族揃って暮らしてはいたいのです。
今回のことで「ちゃんと大人と話す」ことができていないと自分はうつになりかけるのだと再確認しました。
夫くんが多忙なので全部が全部話を聞いてもらうのは難しいけれど、
「こんな話でごめんよ~」と言いながら日本の友人に電話をしてみよう。
気兼ねなく女子トークをしていると不思議と気持ちも晴れていくでしょう。
今回はなんとか話す時間がとれたことでガス抜きができました。
「駐在妻」と調べると「うつ」とよく出てきます。
そういった記事もたくさんありました。
それほどに駐在妻とは特殊な環境なのでしょう。
実際に今回のことがあると「うつ」も決して他人事ではないと実感します。
劇的に環境を変えることはできなくても「声に出して」思いを話すことができるようになっていきたいなと思っています。
辛い思いをしている人はいませんか?
その気持ち、誤魔化したり、言いくるめたりしなくていいから声に出して聞いてもらえる人に話すだけでも少し楽になるのかもしれません。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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