妊娠中に夫が海外赴任~お別れエピソード~

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妊娠中

こんにちは。あさくるブログのあさみです。
私の夫はロサンゼルスで料理人をしています。
夫は私が妊娠4カ月の時に赴任し、私は日本に残りました。
同じような状況の方、気持ちを共有できればと思い、私のお別れエピソードを今日は書こうと思います。

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最初のお別れ、いよいよ渡米

夫くんの海外赴任が決まってから私たちは短い時間の中で思い出を作りました。
幸いにもつわりが落ち着いてきていたので、夫くんの挨拶周りに同行しておいしいものをたくさん食べました。


連日の外食でかかった費用は普段の食費の10倍ほど・・・(笑)

次に会える時にはもう家族は3人になっている、夫婦ふたりの今をとにかく大切にしようと。
(結果的には3人にはなりませんでしたが)
出発前の3日間は有給をとってふたりで過ごしました。
産後なかなか夫婦で外食という訳にはいかないのでこれでよかったのだと思います。

そして2019年8月23日。
京都駅から11時の新幹線で出発し、羽田空港からロサンゼルス空港へ。

本当は羽田空港まで行きたかったですが安定期とはいえど妊婦だったので京都駅でのお見送りとなりました。

「元気で」
そう言って繋いでいた手はするりと離れ、夫くんは新幹線へと乗り込みました。

窓から見える夫くんは泣くまいと我慢しているようでした。

私はもっと序盤からもう泣いていました。

走りだす新幹線を夫くんが見えなくなるまで追いかけたあと、そのままホームにて号泣

よく電車を追いかけるシーンがありますが、確かに追いかけたくなります!
出発した新幹線の中で夫くんも隣の人にバレぬように泣いていたようです。

まるでドラマのワンシーンのような、しかし実際はそれは1~2分の出来事でした。

この後実際に渡米するまであと2回お別れがあるのですが、この時が一番悲しかったと夫くんは言っていました。


↑馴染みのお店でも行ってらっしゃい会をしてもらいました

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2度目のお別れ、一時帰国するも産まれず

そんな別れから5カ月、悲しいお別れはまたやってきます。

立ち合いを希望していたため出産予定日に1週間だけ夫くんが休みをとって帰国した時のことです。
バルーン処置をして陣痛促進剤を点滴しての誘発分娩を行いましたが、初産ということもあるのか、結果的には出産には至りませんでした。
せっかく夫くんが帰ってきているのに出産することもできず、誘発分娩のためにほとんど入院生活になってしまい、たくさんの時間は一緒にいることはできませんでした。

予定日まで必死に歩き、地下鉄の階段を昇り降りをし、スクワットをし、
やれるだけのことは全てやっていたので
、出産できなかったことはとても残念でしたし、肩の力が一気に抜けてしまった記憶があります。

近所の馴染みのイタリアンにご飯を食べに行き最後の夫婦の時間を過ごしました。
胎動を感じることなく渡米した夫くんは私のお腹で動く娘ちゃんを感じて、
「これではとても寝ていられないな」と労わってくれました。

そしてすぐやってきた2度目のお別れは最寄り駅で
予定日を過ぎた臨月でしたし、ちょうど日本でもコロナが流行しだした時だったので
京都駅まで行くのは諦めました。

時は1月の末、京都の寒空の下、
夫くんを乗せた電車がホームから遠ざかっていくのを見つめながら


結婚して子供を持ちたいと思っただけなのに
こんな辛い思い何回もしないと、私は母親になれないのか

と思ったことを今でもよく覚えています。

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3度目のお別れ、ひとときの家族の時間

夫くんが帰ってから1週間後、娘は誕生しました。

そして夫くんが娘ちゃんに会うために一時帰国が叶ったのは3月のことです。
娘ちゃんは生後1カ月半、ジーナ式で育てていたので生活リズムも整いだしたころでした。
初めての家族3人での生活は5日間ほど。
お宮参りに行ったり、初節句を祝ったり、日常はあっという間に過ぎていきました。

コロナが日本でもどんどん話題になっていたので駅まで行くのは諦め、玄関でのお別れになりました。
もう2回も経験しているはずなのに、
産後メンタルで不安定
になっていたこともあり、
夫くんが去ったあとも玄関で娘ちゃんを抱きながら叫ぶように泣き続けました。


娘ちゃんをそっとベットに置いて、このまま夫くんを追いかけたい
でもそんな風に思う自分は母親失格なんだろうか

そんな言葉が頭をよぎりながら、夫くんのスーツケースのカラカラとひく音は小さくなっていきました。

まとめ「全部悲しい」

当時のことを思い出しながら思うままに書きましたが
まとめると


全部悲しいし、全部辛い

ということです。

長々と書きましたが結局この一言につきます。

妊娠中産後は女性は特に情緒不安定になりやすく私も双極性障害持ちなので
感情の起伏がより強かったこともあります。

こんな経験を経て自分がどう変わったかと言われると特にないのですが

 

経験しなくていいのならしない方がよかった

と思っています。(笑)

 

もちろん夫が近くにいても悲しい思いをしてる人はいるだろうし、色んな事情でシングルで頑張っている方もたくさんいらっしゃると思います。

なのであくまでも私たちの場合の話ではありますが、
一生に一度起こるか起こらないかのドラマが短い間に何度もおこることになってしまったのでエピソードとして記事にしてみました。


妊娠中に夫が海外赴任するとこんなこともあるんだな
くらいに思ってもらえたらいいです。

そして11か月の別居生活の後、娘ちゃんと渡米し家族の暮らしが始まるのですが
あれだけ熱望していた夫くんとの暮らしなのに、産後あるあるで夫くんにイライラしてしまうのは、それはまた別のお話で・・・。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

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